国家試験を受けて疑問を感じた「試験官の姿勢」 (試験当日アドバイス付)
久しぶりの書き込みで失礼します。
先日ある国家資格の試験を受験しました。
今日書きたいのは
「国家試験会場で感じた、試験官の対応や姿勢です」
僕は試験を受けに都内の某大学に朝早く向かいました。
会場は何教室にも分かれ、当日は受験者であふれ返っていました。
(さすがいま流行っている資格)
朝10:00。各受験者、受験番号の席に座って緊張の面持ちをみせています。
各受験者が集中力を高めているなか、僕は別のことに注視していました。
それは
「試験官のようすや、試験官が発する言葉」です。
僕は仕事で海外の資格や試験を運営したり、ときに試験官を勤めたりしています。また、プライベートでも色々な講習や試験を受けたりしているのですが、
試験官の態度や対応は、非常に受験者に影響します。
試験官があたたかいまなざしでいると、受験者はリラックスできますし、
反対に、厳しいまなざしでいると、受験者も強張り焦ります。
僕が受けた受験当日の試験官はこうだったんです。
「前回の試験で、スマートフォンがマナーモードでブーブーとなっている音が聞こえました!どなたかは特定できませんでしたが、それで失格となる可能性があります!スマートフォンは今すぐ切って下さい!」
とても怖そうな表情と声で50代くらいの男性が受験者に言うんです。
みんな急いでスマホを確認するわけです。
僕は心の中で、こう思うわけです。
いやいやいやいや。試験官が失格の可能性ありですよ。笑
試験の本質は「受験者が学習の成果を発揮する場」ですよね。
強張らせてどうするんですが。ブラック企業の圧迫面接じゃあるまいし。
そしてその後、その試験官はメモを見ながら棒読みで、ときに噛みながら、注意事項とか禁止事項とかを話すわけです。
いやいやいやいや。それじゃ伝わらない。笑
その後、僕は言ってることが分からなかったので直接本人に質問しました。
国家資格だから慎重に厳重になるのは分かります。
ですが「教育改革」だのいってプログラムなど構築する前に、学ぶ人の姿勢と学びを支える人の姿勢から考えるべきだと思います。
特にキャリアコンサルタントという人を支えるための資格なら尚更です。
日本の教育に対する姿勢に、疑問と不安と憤りを感じました。
国家試験など重要な試験を控える皆さま。
皆さんの学習成果が試験会場で発揮できるか否かは、
本人: 体調、こころ、
会場: 厚い寒い、狭い、うるさい、くさい、etc
試験官:こわい、言ってることがわからない、etc
禁止事項:飲み物、目薬、マスク、文房具、etc
などなど、本人以外の影響も多分にあります。
実力を発揮するために皆さん自身で周囲を見渡し、
ときに遠慮なく要望や疑問を伝え、
快適な空間をつくって頂ければと思います。
どうか会場や他者に飲み込まれないでください。
参考にして頂ければ。
主導権は「あなた」にある。