主導権は「あなた」にある

人生を楽しく主体的に生きよう。

八村塁という空気を読まない男 (人をひきつける魅力とは)

日本バスケはBリーグが始まり注目が少しずつされはじめ、男子オリンピック出場決定、渡邊雄太選手のNBAデビューなど、ここ最近は素晴らしい結果が報告されています。

 

なかでも八村塁選手のNBAドラフト1巡9位での契約は、日本にとって歴史的な一歩になりました。

 

例えて言うなら

「小学生のワンパク相撲のチャンピオンが大相撲の舞台に立つ」

「小学生がプロ野球の舞台に立つ」

それくらいの確率でしょうかね。

 

僕は小学生から今まで20数年バスケを続けていますが、こんなに日本バスケが世界で躍進するとは思ってもいませんでした。とても嬉しいことです。

 

そこで今日、話題にしたいのは八村塁選手の人間性です。

 

世間では彼がNBAドラフト契約できたのは「ハーフだから」と言われています。確かに客観的な視点でみてもその要素は多少なりともあります。

が、僕はそれよりも彼の人間性に注目をしています。

 

彼は高校生の全国大会優勝したときに、インタビューでこんなことを言ったんですよね。

 

「バスケはすっごく、すっごく、楽しいです!」

 

???????

 

僕もその会場にいましたが、驚きました。笑

 

一般的には「チームのおかげで、先生のおかげで、練習たくさんしたおかげで。。。」うんたらかんたら話すと思います。

 

 

また、日本代表戦で勝利したときにも彼はインタビューでこんなことを言ったんです。

 

「今日は妹の誕生日なんです!皆でハッピーバースデーを歌いましょう!せーの!ハッピバースデートゥーユー。。。」

 

 

!!!!!!!!!

 

まてまてまて、いきなり歌うの???

若干20歳の若者です。ただただ驚きました。笑

 

でも、なぜか憎めないんですよね。

笑っちゃうくらいチャーミングなんですよね。

 

 

ここで僕が注目したのは彼の「空気を読まなさ」と「人をひきつける魅力」。

 

 

空気を読まない行為はときに人を惹きつけます。

なぜ彼が人を惹きつけているかというと、

彼の行為が「善意に満ち溢れているから」だと思います。

 

 

「バスケはすごく楽しいです」

→その会場にいる誰もがバスケは楽しいと思っている。

 

「妹の誕生日なんです」

→その会場にいる誰もが家族を大切にしたいと思っている。

 

皆が思っていること、でも意外と皆が言葉や行為に示していないこと。

これを示した八村選手の行為は善意に満ち溢れていますよね。

 

 

善意は、その結果や成果のために善いものになるのではない。

それ自体が善いものなのだ。

最善の努力をもってしても何も努力しない場合でも

善意はそれ自体が全き価値をもつものとして

宝石のように光り輝く

イマヌエル・カント

 

彼がNBAドラフト契約できたのも、彼の人柄に惚れた多くの人が彼に協力支援し、彼自身も光り輝いたのかなと思います。

 

夢を叶えたいなら

仕事で成果を出したいなら

好きな人に振り向いてほしいなら

 

誰もが感じる善意ある行為をし続ける事が大切なのではと思います。

ときにそれが空気を読まない行為だとしても、

信念を持って行うことが大切なのではと思います。

 

参考にして頂ければ。

 

主導権は「あなた」にある。